「ざっくり」という表現は、物事を大まかにまとめたり、細かい点を省いて概要を伝えるときによく使われます。
この記事では、「ざっくり」の意味や使用場面、具体的な例文を交えながら詳しく解説します。言い換えや類語についても紹介するので、参考にしてください。
「ざっくり」の意味
「ざっくり」の基本的な意味
「ざっくり」は、細かい部分を気にせず、大まかに物事を捉えたり説明する際に使われる言葉です。ビジネスの場面では、詳細なデータや細かい数字に触れず、全体の流れや要点を伝えるときに使います。
英語では “roughly” や “approximately”
などと表現されます。
「ざっくり」の具体的な使用例
以下に、「ざっくり」の具体的な使用例を紹介します。
例文1:このプロジェクトの進捗をざっくりお伝えしますと、現在70%完了しています。
英語で意味を確認!
“To give you a rough update on the project’s progress, we are currently 70% complete.”
例文2:経費の総額をざっくり見積もると、100万円程度になります。
英語で意味を確認!
“If we roughly estimate the total expenses, it would be around 1 million yen.”
例文3:プレゼン資料の要点をざっくりまとめましたので、ご確認ください。
英語で意味を確認!
“I have roughly summarized the key points of the presentation materials, so please review them.”
「ざっくり」を使用する際の注意点
「ざっくり」という表現は、概略や大まかな説明をするときに使う、ややカジュアルな言葉です。そのため、上司やクライアントに使う際は、「おおよそ」や「概算として」など、もう少し丁寧な表現に置き換えるのが良いでしょう。
↓
〇言い換え後:「概算ではありますが、プロジェクトの費用はおおよそ500万円になります。」
「ざっくり」の言い換え・類語
「ざっくり」の言い換え・類語としては、以下のようなものがあります。
大まか(おおまか)
「大まか(おおまか)」は、細かい点にこだわらず、おおよその内容や概要を示す際に使われる表現です。全体像を把握するために、詳細を省いてざっくりと説明するときに用いられます。
例文1:大まかにスケジュールを立てて、後で細部を詰めていきましょう。
英語で意味を確認!
“Let’s set up a rough schedule and work out the details later.”
例文2:大まかに見積もりを出しましたが、詳細は後ほど詰めます。
英語で意味を確認!
“I’ve provided a rough estimate, but the details will be finalized later.”
大体(だいたい)
「大体(だいたい)」は、物事の全体的な概要やおおよその内容を示す際に使われる表現です。細かい点を除き、主要な部分を指すときに用いられます。
例文1:大体の予算を確認してから、プロジェクトを進めましょう。
英語で意味を確認!
“Let’s check the approximate budget before moving forward with the project.”
例文2:大体のところで合意が取れたので、次のステップに進みます。
英語で意味を確認!
“We have reached an agreement on the general points, so we’ll proceed to the next step.”
概ね(おおむね)
「概ね(おおむね)」は、細かい部分は除いて、全体的に見てほぼその通りであることを表す言葉です。完全ではないが、大部分においてそうである場合に使います。
例文1:進捗状況は概ね報告の通りです。
英語で意味を確認!
“The progress is generally in line with the report.”
例文2:概ね問題は解決しましたが、細部はまだ調整が必要です。
英語で意味を確認!
“The issue is mostly resolved, but some details still need adjustment.”
ざっと
「ざっと」は、ざっくりと同じくややカジュアルな表現です。細かい点に注意を払わず、おおまかに物事を行う様子を表します。全体を簡単に見渡す際に使われます。
例文1:ざっと目を通したところ、特に問題は見当たりませんでした。
英語で意味を確認!
“After a quick glance, I didn’t find any particular issues.”
例文2:ざっとでいいので、今週の予定を教えてください。
英語で意味を確認!
“Could you roughly tell me this week’s schedule?”
まとめ
「ざっくり」は、物事を大まかに説明したり概要を伝えるときに便利な言葉です。ただし、ややカジュアルな表現であるため、フォーマルな場面ではより丁寧な表現に言い換えましょう。この記事を参考に、その他の言い回しも覚えておくと役立ちます。