日本で仕事をする際に、ビジネス用語を理解しておくことは重要です。
この記事では、日本のビジネスシーンで使えるビジネス用語「直帰(ちょっき)」について、その意味や使われる場面、具体的な例を紹介します。
「直帰(ちょっき)」の意味
「直帰(ちょっき)」の基本的な意味
「直帰(ちょっき)」とは、通常の業務時間が終了した後、出先などから会社へ戻らず、自宅へ直接帰ることを言います。
英語では“direct return home after work”
韓国語では“바로 귀가”
と表現されます。
なお、朝、会社に寄らずに直接客先に訪問することを「直行(ちょっこう)」と言い、その後、そのまま出先で業務を行い、会社に戻らずに自宅に帰る場合は「直行直帰(ちょっこうちょっき)」と言います。
「直帰(ちょっき)」がよく使われる場面
「直帰(ちょっき)」がよく使われる場面は、以下のとおりです。
- 営業職などの外回りから直接自宅へ帰る場合
- 出張先から直接自宅へ帰る場合
- 帰社時間(会社へ戻る時間)が遅くなるため、直接帰宅する場合
「直帰(ちょっき)」の具体的な使用例
以下に、「直帰(ちょっき)」の具体的な使用例を紹介します。
例文1:「本日は直帰します。」
英語で意味を確認!
“I will go home directly after work today.”
韓国語で意味を確認!
“오늘은 바로 귀가하겠습니다.”
例文2:「顧客とのアポが遅い時間になるため、直帰させてください。」
英語で意味を確認!
“I would like to go home directly after work because my appointment with the customer will be late.”
韓国語で意味を確認!
“고객과의 약속이 늦어질 예정이기 때문에 바로 귀가하게 해주세요.”
例文3:「打ち合わせ後、直帰してもよろしいですか?」
英語で意味を確認!
“May I go home directly after the meeting?”
韓国語で意味を確認!
“회의 후 바로 귀가해도 괜찮을까요?”
「直帰(ちょっき)」を使用する際の注意点
「直帰(ちょっき)」という言葉は、外出先などから会社に戻らず直接帰宅することを指す言葉です。一部では「会社から寄り道をせずに真っ直ぐ家に帰る」という意味で誤解されることがありますが、実際には外出先からの帰宅を意味するため、正しい用法を理解し適切に使いましょう。
「直帰(ちょっき)」の言い換え・類語
「直帰(ちょっき)」の言い換え・類語としては、以下のようなものがあります。
NR(のーりたーん)
「NR(のーりたーん)」は、英語の「No Return」の略で、業務終了後にオフィスへ戻らず、そのまま退勤することを指します。営業や出張など外回りの仕事を行った後、直接自宅や次の予定地に向かう際に使われることが多いです。
例文1:「今日の商談が終わったら、NR扱いでそのまま帰宅します。」
英語で意味を確認!
“Once today’s business meeting is over, I’ll head straight home without returning to the office.”
例文2:「午後の外出先からNRで問題ないでしょうか?」
英語で意味を確認!
“Is it alright if I go directly home from my afternoon appointment without returning to the office?”
退社(たいしゃ)
「退社(たいしゃ)」とは、一般的には、勤務時間が終わり、職場を離れて帰宅することを意味しますが、文脈によっては「会社を辞める」ことを表す場合もあります。ビジネスシーンでは、業務日終了後の退勤を意味する場合が多いです。
例文1:「今日の会議が終わり次第、退社します。」
英語で意味を確認!
“I will leave the office as soon as today’s meeting is over.”
例文2:「彼は今日をもって退社することになりました。」
英語で意味を確認!
“He will be leaving the company as of today.“
退勤(たいきん)
「退勤(たいきん)」は、勤務時間が終了し、正式に仕事を終えて職場を離れることを指します。会社のタイムカードや勤怠管理システムで「退勤」記録をする行為も含まれます。
例文1:「今日は早めに退勤してもよろしいでしょうか?」
英語で意味を確認!
“Would it be alright if I leave work early today?”
例文2:「退勤時間を過ぎても、まだ仕事が残っています。」
英語で意味を確認!
“Even after my official working hours are over, I still have tasks left.”
直行直帰(ちょっこうちょっき)
「直行直帰(ちょっこうちょっき)」は、オフィスに寄らずに外出先へ直行し、その後オフィスに戻らずに直接帰宅する働き方を指します。外回りの営業や訪問業務を行う際によく用いられます。
例文1:「明日は直行直帰の予定ですので、事前に資料を準備しておきます。」
英語で意味を確認!
“Tomorrow, I have a straight-to-site and back-to-home schedule, so I’ll prepare the materials in advance.”
例文2:「午後の打ち合わせ後、直行直帰でそのまま帰ります。」
英語で意味を確認!
“After the afternoon meeting, I’ll go straight home without returning to the office.”
まとめ
日本のビジネスシーンでよく使われる言葉「直帰(ちょっき)」について解説しました。正しく理解して使いこなせるように、ぜひ覚えておきましょう。
日本のビジネスシーンでは、さまざまな用語や表現が使用されます。多くの用語を理解しておくことで、コミュニケーションがよりスムーズになるでしょう。
ここでは、日本のビジネスシーンで使える用語をもう一つ、類語と併せて紹介します。
備忘録(びぼうろく)とは
備忘録(びぼうろく)は、忘れないように記録しておくためのメモやノートを指す言葉です。日本のビジネスシーンでは、会議やプロジェクトで重要なポイントやタスクを後で確認するために使用されます。
備忘録(びぼうろく)の言い換え・類語を紹介
備忘録(びぼうろく)の言い換え・類語としては、以下のようなものがあります。
メモ(めも)
備忘録の類語として、「メモ(めも)」があります。これは、重要な情報や思いついたことを簡単に書き留めることを指します。忘れないように記録する目的で使われますが、日常的に短い記録としてよく使われる表現です。
ノート(のーと)
「ノート(のーと)」は、複数の情報をまとめて記録する際に使用します。こちらも備忘録の類語の一つで、忘れないために書き留めておくことを意味しますが、より長期的かつ詳細な内容を記録するイメージです。
以下の記事では、備忘録についてより詳細に解説しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。